Magazine > Platanus Living

Platanus Living

 

私が20代の頃、両親が自分達だけで
プランニングから建築家探し
インテリア計画から材料の調達など
全てを楽しみながら作っていた家づくりを通して
家への愛着を自然と持つようになりました

住宅を学ぶためにシアトルに研修に行き
TimberFlame工法で作られる様々な家を見学しました
欧米人の住宅への情熱と内装インテリアへの熱意には目を見張るものがあり
家こそは人生で最も大切なもののひとつだと感じました

素晴らしい家には調和したインテリアと
そこから広がる素晴らしい景色
家を飾るアートや器があり
暖炉の炎を見ながら、そこでくつろぐ時間こそ
人生そのものを表していると思います

日本は「家」という概念自体が
元来もっと簡素なものですが
現代の住み方に合わせた
美意識を取り入れた自分だけの空間づくりを
共有していきたいと思っています

まずは自分の好きなテイストや
好きなものを知り
そこから更に感覚を取捨選択していくと
さらに美意識のある空間へと形作られていきます

感性は成長し続けるものだと思います
好きなテイストは変わらないけれど
選ぶものはより洗練されていく
それがものとの出会いの楽しみです

鶴川の武相荘に住んだ白州正子さんは憧れの方
訪れた時の感動は今も忘れられません

白州ご夫妻の美意識で貫かれた
和から洋まで選び抜かれたものたち
その空間は日本家屋と織り混ざりながら独特の風格が漂っていました
ここまでオリジナルの解釈ができるのだと
本物の洒落気とLifestyleを感じました

感性は磨き続けるから楽しい
皆様の感性を刺激できる
そんな場所をめざしていきたいと思います

Keiwa

Item
Wors